シロアリ駆除、シロアリ対策を、北九州・西日本エリアでお探しの方へ。被害状況を専門家が調査し、最適な方法で防除いたします!
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世界に分布する2,900種のシロアリのうち私たちの住む西日本地区に生息し建物を加害するシロアリは4種類ほどです。
右図は日本産のヤマトシロアリと、イエシロアリの国内分布図です。
比較的温暖な気候をもつ西日本地区は、ヤマトシロアリ、イエシロアリの両種が生息しています。
関門地区(山口県下関市―福岡県北九州市)では、カンモンシロアリの生息も確認されています。
シロアリは風や太陽の光が苦手です。そのため普段は地中や地上でも土や食害片などを利用して形成された道(蟻道)を利用して生活しているので、野外でシロアリを見かけることはありません。
しかしながら、繁殖期ともなると巣から雌雄の生殖虫(翅アリ)が飛び出します(群飛)。群飛(「ぐんぴ」と言います)する時期はシロアリの種ごとに異なっており、時間帯も違います。
比較項目/種別 | ヤマトシロアリ | イエシロアリ |
アメリカカンザイ シロアリ |
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分布 | 北海道北部を除く日本全土 | 千葉県以西の海岸線に沿った温暖な地域。南西諸島。小笠原諸島 | 東京、千葉、富山、神奈川、大阪、和歌山、兵庫、広島、鹿児島、沖縄まで点々と発生 | |
翅アリ | 体長 | 4.5~7.5mm | 7.4~9.4mm | 6~8mm |
体色 | 黒褐色 | 黄褐色(頭部は暗褐色) | 赤褐色ないし黒褐色 | |
群飛時期 | 4~5月(沖縄県2月、東北地方6月)の昼間 | 6~7月の夕方から夜 | 7~9月の昼間 | |
走光性*1 | なし | あり | なし | |
兵蟻 | 頭部の形態 | 淡褐色、円筒形、体長の1/2の長さ | 淡褐色、卵形、体長の1/3の長さ | 濃褐色、円筒形、体長の1/3の長さ |
粘液(防御物質) | 出さない | 出す | 出さない | |
職蟻 | 体の大きさ | 小型 | やや大型 | 大型 |
頭部の色 | 乳白色 | 乳白色 | 乳白色 | |
巣 | 加害箇所が巣をかねており、特別に加工した巣は作らない | 特別に加工した塊状の大きさ巣を作る | 特別な巣はなく、木材に穿孔*2し集団で生活しているにすぎない | |
加害習性 | 湿潤な腐朽した木材を好み、建物の下部材を主に加害する。加害速度は他種と比較すると遅い | 湿潤な木材だけでなく、被害は建物全体に及ぶ。加害速度は速く、被害が甚大になる傾向が強い | 乾燥木材のみを加害する。被害材の孔道口から乾燥した砂粒状の糞を排泄する | |
生態型 | 地下シロアリ型 | 地下シロアリ型 | 乾材シロアリ型 |
※1:走光性とは、光に集まる習性のことを指します。
※2:穴を開けることを穿孔(せんこう)と言います。